私はあなたのいる岸辺まで歩く
記憶の貝や黒い剥き出しの岩に裸足が痛む
あなたは何を見ているのですか
燃える街を影に
渇いた音楽が空を羽ばたいた
胸の鼓動は私の防空壕となり
彼は私をじっと見つめて口づけをした
嘘か真実か、喜びに尋ねるべきだろうか
黄金の蔦ならば迷いや悲しみではなく愛に向かうだろう
たとえ私たちが海を失っても
私とあなたの間には揺りかごの海がある
何も変わらず忘れずに
光は優しい眼差しで見ている
そこにいてあなたを待っている
あなたがこぼれ落ちないように
私から千のキスと祈りを送ります