サンタクロースを信じなくなった人々
昔、すべてはうまく回っていた
サンタクロースを信じる世界では
優しいおやすみのキスがあって
良い子にはプレゼントが贈られた
いつから人々はサンタを信じなくなったのでしょう
良い子にしていても、誰も気にかけなくなった
プレゼントなど誰からも贈られない
ささやかな幸せも大切な人も
悪魔の言う通りすべて売ってしまえば
なんでも手に入るさ
そうやって人々は騙されて
すべての大切なものを引き渡してしまった
そして悪魔はサンタクロースを殺し
すべてを刈り取って奪い去っていった
そこには音もない感情もない
人形にされた人々の苦しみだけが
雪のように降り積もっている
人間としての心も悪魔に売り払ってしまった世界
それでも、あなたが生きている限り
そこに必ずサンタクロースは生きている
彼を助けださなくてはならない
彼はどこかにいるんだ