2018-09-26 静かなる夜明け 散文 本当の朝は外にはない 景色はゆるやかに停止し静まり返る どこか深い哀しみのように冷静で けだるく白い無関心に浮かびながら 隔絶された意識の中に 私の本当の姿を教えてくれた 貴方の光だけが満ち 言葉を発する事で光となる この人類という生き物を 驚きとともに抱擁しよう 一つの意味が生まれた そう 人々が乗り越えた 月面着陸よりも大きな一歩だ その後ろには人類が、積み重ねて来た 歴史と同じ数の屍が埃となって 陽が昇るのを讃えている