2018-10-06 地下水脈 瞼を通して白い優しさが届き透明に光る波動が私の体の分子を通り抜け風のように疲れを宇宙の遠くに吹いてゆきました 自燃する微小な光がさざめき笑いかけてきました私は瞼を閉じたまましばらくまだ地下の深く深くに流れる琥珀のような水脈の音を聴いていました 私は大丈夫またあなたに守られて旅を続けることができます神さまあの人にも優しさと愛を届けてください そして6日間も水も飲まないあの子が痛み苦しむことなく天使となれますようにどうしてか、あなたは私を死から遠ざけるから